そもそもフレイルとは?
フレイルとは「高齢による衰弱」のことで、加齢による身体機能の低下を指します。身体的・心理的なストレスに対処する能力が衰えることで、要介護状態になるリスクが高まります。高齢になればなるほどフレイルになる確率は上がるため、日常的なフレイル予防への取り組みが求められます。食事や運動によって身体機能低下を防ぐと同時に、積極的な社会参加によりフレイルの進行速度を抑えることができます。また、フレイルの疑いがある場合は早期に医師に相談することも大切です。
介護職として携わる人へ
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サポートする側が意識すべき点
更新日高齢者をサポートする側が意識すべき点を紹介します。心身共に弱っている高齢者をサポートするためには、安全面・生活面に十分配慮しながらフレイル予防に取り組み、積極的にコミュニケーションを図りつつ状態を観察する必要があります。
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その他の方法
更新日栄養士によるサポートや運動療法による身体機能の維持の他にも、フレイル予防に効果のある方法を紹介します。持病を持つ高齢者は症状の状態を鑑みながら、自身に適した療法を用いてフレイル予防に取り組む必要があります。
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診断基準とリスク
更新日フレイルの診断基準は、「意図せず体重が年間で5キロ以上減少する」「何をするにも面倒だと感じる日が週に3~4日以上ある」「歩く速さが遅くなる」「握力が弱くなる」「運動をする機会が減り、身体活動量が低下している」の5項目です。